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東福寺 龍吟庵 東司 

  東福寺 龍吟庵   

東福寺の普段は見学できない庭園の冬だけの特別公開です。東福寺は摂政九条道家が嘉禎2年(1236)から、実に19年もの歳月を費やして、聖一国師を開山として造営したものです。東福寺本坊の東、慶長8年(1603)に架けられた木造廊橋「偃月橋(えんげつきょう)」(重文)を渡ったところにある。方丈(国宝)は嘉慶元年(1387)に建てられた柿葺入母屋造りの優美なもので、現存する禅宗塔頭方丈建築として日本最古の遺構とされ、書院造りに寝殿造りの手法が多分に加わる特長的な建物である。足利義満の筆になる「龍吟庵」の額が掲げられている。また、方丈に隣接する表門と庫裡はいずれも桃山時代の建物で重要文化財に指定されている。庭園は昭和の名作庭家、重森三玲によるもの。方丈を囲んで東、南、西の三方向に配され、いずれも枯山水庭園となっている。龍が海中から黒雲を得て昇天する姿を石組によって構成した西庭は、とくに目を引くものがある。
東福寺 浴室・東司
 三門の東にある今回初公開となる浴室は、室町時代の長禄3年(1459)に建てられた京都最古の禅宗様式の浴室建築で、重要文化財に指定されている。内部は土間を入った奥の左右に腰掛を設け、中央板敷を洗い場とする2つの蒸し風呂が並び、背後に焚き口や釜が配されている。
禅堂の南にある東司(とうす)は、室町時代に建てられた禅宗寺院の便所の古い形式を今に伝える珍しい遺構として、重要文化財に指定されている。桁行(けたゆき)七間、梁間(はりま)四間からなる日本最古最大の建物で、内部は土間となっており、中央の通路をはさんで、左右両側に円筒の壺が埋めてある。禅堂で修行する僧たちが手巾(しゅきん)や桶を持って用を足すのも修行の一つとされていた。


東福寺 龍吟庵 りょうぎんあん
 ・方丈(国宝)
 ・足利義満筆扁額
 ・偃月橋
 ・表門(重文)
 ・枯山水庭園(昭和の名作庭家、重森三玲作)

東福寺 浴室・東司 とうす
・浴室(今回初公開・重文)京都最古の禅宗様式の浴室建築
・東司(重文)日本に現存する最大最古の禅宗寺院便所


【住所】東山区本町 JR奈良線「東福寺駅」
【最寄】JR奈良線「東福寺駅」 市バス205系統「東福寺」下車


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